私の同級生に格闘家がいました。正確には以前同級生です。正確には柔道家です。一見して普通の人とは何か体格が異なります。はっきり言うと上半身ががっちりしています。高校のとき全国優勝したことがあり,それこそ一生懸命練習すればオリンピックにいけたかもしれません。それくらいですから飲み方も半端でなくその彼と一緒のときは覚悟してつきあわなければ体がもたないばかりかけがをします。
あるとき東京へ出張に行きました。久しぶりに大学とは関係ありませんが,しりあいのお店にゆきました。東京のど真ん中です。にぎやかななかそのお店の前につき,さあ入ろうとしたところなんとあの男の姿があるように見えました。「まさか?あの男は九州のはずだが・・・そんな馬鹿な・・・」「ここで出くわしたら,大酒だ!」とっさに私はコートをかぶり中に入りました。「やれやれ,なんでこの広い東京で,最初に出会う人があれか?恐ろしいことだ」と重いながら,お店にはいると,マスターがレジにいました・「やあ,久しぶり。元気?」と声をかけられ,私も安心して「久しぶり!いまのあれ?驚いた、まさか出くわすとは。今日は相手できない」と一言。マスター「一緒じゃなかったの?」私「違う,今日は違う」と横を見ると,なんとまたまた同級生!もう逃げも隠れもできません。あとで大笑いの話になりました。
なかなか知り合いに出くわすものではありませんがね・・・
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