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玄侑氏の話

 芥川賞作家の玄侑宗久氏の講演を聞き,直接お話しする機会があった。ご本人は「白黒はっきりさせるような教育は間違えている。不明確なよく判断できない部分が重要で,このことから考えると今の教育は違うのではないか」といわれた。私たちは明確にあることを求められ,自分の意見がはっきり言えるよう教えられてきている。しかし,熟慮すべきことはたくさんあり,またあとからあれは間違いだったと思うこともよくある。たしかに厚生労働行政はふらふらしながら当初と全く違う方向にさえ進むことがある。はっきりさせるという点で覚えているのは小泉政権で最後は「郵政民営化賛成か反対か」で選挙に挑んだ。考えてみるとそれはわかりやすいが実際はその他の問題も含め,小泉政権に委任してしまったのである。その結果,隣人は疑うべきもので,契約制度はそれ以外の義務を放棄させる,さらには規制緩和の元、安全性の低い食べ物事情を作り上げた。そこには価値観の変化さえ生じている。玄侑氏に尋ねた。「この状況は戻せないであろうか」氏は答えた。「簡単にはもう戻れない。しかし、あらゆる機会に訴える必要がある。」また「福祉が進み,シルバーシートなどできたが,あれは良くない。人を思いやる心を育てない。本当はそんなシートがなくとも普通の席でもいつでも譲れる社会であってほしい」たしかにその通り有意義な話でした。
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