世間の報道では不景気に伴い,派遣社員の契約打ち切りが多く伝えられています。非常に雇用情勢は厳しいようですが,介護業界は概ね人材不足です。いまからでも人のほしい状況にあまり変わりはありませんが,現実的には誰でも良いというのはやはりおかしいというのが思いでした。今回の改正は介護福祉士等の従業員に占める割合が求められています。このことは将来的に質を高めることになりますし,養成校が一息つくことになるかもしれません。しかし,逆に条件をクリアできない事業所では劣悪な介護がそれなりの人たちによって行われていく可能性も高くなるかもしれません。
最初の話に戻りますが,派遣社員が多くなるとその事業所自体のレベルは下がるのではないでしょうか?その現場になんの愛着もない人たちにより繰り広げられるサービスは契約時間に拘束され,余分な労力は使おうとしませんし,上手になるという技術は求められません。介護の現場はやはり人間性と経験が重要です。1~3年で辞めてゆくような人たちでは上手になるわけがありません。勤務年数が評価されたことも良いと思います。
おそらく1月~3月まで全国各地で報酬改定に関する解釈と対応についての研修会が計画されます。少しは経済効果があるのではないかと思いますよ。
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