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たかが検食,されど検食

 私たちの施設は利用者の介護が主たる仕事ですが,毎日欠かさず休むことなく続いているのが調理です。少なくとも毎日300食前後調理しています。朝は5時半から夕方は19時半まで調理作業が続きます。少し遅れたり,食事が出来ないといった状況は許されません。実は介護職以上に過酷な仕事かもしれません。当然ながら出来た食事には利用者が食される前に検食が他の職員により実施されます。あまりにも味がおかしいとか,食べにくいといった気づきには早めの対応することが求められます。
 ですから検食者の役割は大きいのですが毎日3名が担当します。だいたい決まっていますが,想像してみてください。皆さん頭に浮かんでくる食べ物はおそらくお好きなものではないでしょうか。現実は厳しいものです。苦手な料理ほど健康には,いや長生きには良いようです。嫌なものでも食べて感想を日誌に記載しなければいけません。本日も昼食の検食を11時半ころ実施しました。西瓜がデザートでしたが,すでに季節を過ぎ形が崩れるほどになっており,結局機転を利かしてスイカジュースでした。あまりなれないものでいまいちでした。つい喫茶に出るランチが見えました。おいしそうな付けあわせがありましたので,「少しほしいなあ」というと優しい調理師さんは「どうぞ。でも感想は書かないでください。出来合いのものですから」と言われました。
 そうそう‘出来合い’で思い出す失敗談がありました。もう時効なのでブログに掲載してもよいでしょう。もしブログを見ていたら反応があるかもしれませんが。
同級生のOさんが結婚したころのことです。結婚式にも参列した私は横浜にあった新婚の自宅に食事会に呼ばれました。ごちそうですから喜んでいきます。親しい後輩T君と2人で出かけていきました。奥様は料理が得意で洋食を用意してくれたように思います。大変おいしくいただきました。上手です。私は色々なメニューを褒めました。後輩も褒めました。T君の実家は有名な軽井沢の老舗洋食屋でした。後日談です。呼んでくれた同級生Oさんが話してくれました。
「あのとき君はメインの料理を褒めてくれて妻はご機嫌だったよ。ところがTはスープが良い味だったと褒めてくれた。実はスープだけが出来合いのものだったもので,妻は後で怒ってね・・・」唖然とした私でした。それにしても危ないところでした。
 そんなOさんも今は某有名大学の先生です。T君はどうしたでしょうか?語学に堪能な彼でした。きっと成功しているでしょう。これは実話です。
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