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老いは耐える力が得られる

 節分を迎えました。ものすごく寒い冬から一気に寒さがゆるみそうな春を感じる朝です。あるホテルのロビーの真ん中には生け花がありました。紅梅です。もう咲いていました。春が近いのを実感します。世間的には認知症の方が増えていることは認識されていますが,施設の中の利用者は多かれ少なかれ認知症の方が大半です。それぐらいですから施設利用されるわけですが。
 事務所まで来てご自分の素性を語りながら,なぜ自分がここにいて,費用がどうなっているのか?その自分のお金はどのように管理されているのか?尋ねてなんとなく納得して帰られる方。その後,15分後にもまた同じ質問をしに来られる。さらに30分後にもと何回も通われる方。事務員も仕事の傍ら,丁寧に何度も同じ説明をしながら対応しています。1日10回も繰り返すとさすがに喉がれしている姿を見ることもあります。根気の勝負です。
 自分の持ち物をさわる人がいて困ると訴える人。居場所がわからなくなって歩き回る方。それでも不安なので知り合いの親しい人と2人で動くことで何となく安心感を得ている人たち。
 あの訴えを聞いていると認知症の方も必死ですね。いい大人が迷惑かけまいとの気持ちで一心です。
ある雑誌をみていたらこんな言葉がありました。
  「老いは美しいことではないが痛みに耐える力が得られる」
(認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長,
聖アリアンナ医科大学名誉教授  長谷川和男)
たしかに納得する言葉でした。
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