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特養建て替え計画のその後③

これまでの法人のハード整備において,補助金をいただくことはものすごく有効でした。資金のない社会福祉法人が少しずつでも地域貢献の思いを形にしていくには,補助金は欠かせません。たとえそれが総事業費の半分でもないと計画は進みません。
補助金の申請について語りますと,年度最初とはいえ5~6月頃募集があります。計画書や申請書を出してもヒヤリング等を経て決定が8月から9月になります。設計はあらかじめ準備しておくにしても,その決定を待って入札に入り,施工となりますので着工は10月を過ぎます。なのに単年度事業であったりすると,3月末までに終了となるわけですから,土台無理な話というわけです。それも山間部での冬場の工事はなにかと不利な状況が生まれます。舗装ひとつでも,凍結の多い時期は上手くできるわけもありません。そういった経過の繰り返しでハード整備をしてきました。この20年はだんだん景気の悪化と税収不足が響き,補助金カットと支払いが遅れることが続きました。その上,実際の建築に入ると2/3以上は自己資金がないと難しいというのが現実です。また補助金を受けるということは入札等では厳しい制限が加わり,自由度はかなり少なくなります。簡単に言うと,制約が多いばかりで建築の基本である‘どんなもの’や‘工夫’について議論や検討するところに力を費やすことができない仕組みです。とにかく慌てながら期限に向けていきなり形だけ作ることになります。耐震と防火中心のハードとなりました。
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