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何がおかしい?

「何がおかしい?」と言われたことがある。
就職して間もないころのこと。私は老人福祉については初心者、社会人としても駆け出しだった。わからないことだらけの毎日、とにかく笑顔だけは絶やさず,利用者様には「にこやかに笑みで接してがんばろう!」と自分に言い聞かせたりしていた。
そんなある日の一言。「ドキッとした」「落ち込んだ」「おかしいわけではない」と反省した。でもそれだけに過ぎなかった。翌日からどんな顔をすればよいかわからなかった。でも答えは見つからずそれ以上深く考えることもなかった。
十数年経った今、その一言が頭から離れない。あの一言の意味を考える。相手の立場にたって考えるということは本当に難しい,いま人の助けを借りる方の立場にたった私,優しい言葉,見えないけれど微笑みかけられているであろう雰囲気,私の気持ちが穏やかであればそれは嬉しい行為であるが,私の気持ちが乱れていればそれは単純に喜べる行為ではない,というより逆に腹立たしさを覚えることすらある。まさに「何がおかしい?」なのである。しかしこの立場に立ったいまも答えは見つからない。ただそれでもそばにいてもらえることは嬉しいと私は感じている。それはすぐ隣りという意味のそばではなく離れた場所からでも気をかけてもらえている,永い時を過ぎても気にとめてもらえているという意味。ただし,きっとそれは私が見えないからではなく見えていてもであろうが・・・
相手の立場にたって考えることは本当に本当に難しい。だって自分を知ることも私はまだ未熟だし。
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