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東寿園の特養建て替えプロジェクト~設計者からの驚きの提案 その1 ⑥~

 さて,前回は私たちが提案するまた希望する施設のあり方について説明しました。これに対し設計士は多くの希望を盛り込んで,2週間に1度のワーキングでは毎回いくつかの模型を持参しての議論が続きました。ちなみに繰り返しますが模型は毎回です。また設計士からもいくつかの提案がありました。驚いたのはまず居室をつまり個室をさらに2部屋にしたことです。「アダノ間」と「奥の間」扱いです。面会者や他の利用者から見える部分として「アダノ間」を考え,着替えやポータブルトイレ利用の「奥の間」つまり寝室が使えるわけです。これには驚きました。個室を2つに分けるという発想は私たちにはありません。またさらに「アダノ間」を出たところに「茶の間」が出来ました。3~4室に1カ所茶の間が存在するのです。そしてトイレと洗面が用意されています。そこを出るとやっとパブリックスペースになるわけです。食事などする場所です。
そして当然ながら,これに伴い延床面積もかなりな広さになることが予想できますから,「全員が一緒に食事したいとは限らないのではないか?」という予想から極力余分な場所を削りながら,動線を短く検討を重ねました。しかしながら何しろ土地が広いのでそうもいきません。横幅だけでも200メートル以上,短い所でも約100メートル程度はあります。移動は大変です。しかしながら利用者が移動することは現実的ではありませんから,大変なのは職員それもどちらかには管理職です。実際ユニット型では利用者はすべてその中で生活できますし,そこで働く人たちもそんなに別のユニットへ動くことはありません。
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